当院の分娩
自然分娩・それは胎児からのメッセージ
当院では、「赤ちゃんは、生まれたい時に、生まれたい方法で生まれてくる」という信念をもって、医学的理由がない限り、自然の流れを尊重して自然陣痛による自然分娩を行っています。会陰切開・陣痛促進・分娩誘発・吸引等の医療介入は、医学的理由がない限り行っておりません。自然の流れこそが、胎児からのメッセージです。
自然分娩ですが、全く何もしないということではありません。エコー・分娩監視装置・血液検査等で母児の状態をしっかり観察しながら、分娩介助をしています。
分娩介助は助産師が行っています。13名が10年以上の経験者ですが、20年以上の経験者も6名います。この中には院長の前勤務病院から一緒に働いている助産師が4名いますので、院長の理念をしっかり理解しており、又、呼吸もぴったりの状態で、母児に優しく安心して分娩に臨んでいただけると自負しております。
「赤ちゃんは、生まれたい時に、生まれたい方法で生まれてくる」の例を示します。
自然分娩ですが、全く何もしないということではありません。エコー・分娩監視装置・血液検査等で母児の状態をしっかり観察しながら、分娩介助をしています。
分娩介助は助産師が行っています。13名が10年以上の経験者ですが、20年以上の経験者も6名います。この中には院長の前勤務病院から一緒に働いている助産師が4名いますので、院長の理念をしっかり理解しており、又、呼吸もぴったりの状態で、母児に優しく安心して分娩に臨んでいただけると自負しております。
「赤ちゃんは、生まれたい時に、生まれたい方法で生まれてくる」の例を示します。
例1
初産婦さんですが、陣痛発来から分娩まで24時間かかりました。陣痛は弱く、短く、陣痛間隔は長く、ゆっくりゆっくり進行していきました。陣痛促進、会陰切開、吸引等は行わず、自然陣痛だけで元気な赤ちゃんが生まれました。臍帯が写真のようにグルグルに巻いていました。陣痛促進剤を使ったり、普通の陣痛の強さであれば、臍帯が強くしまり、赤ちゃんへの血流が悪くなり、状態は悪くなっていたと思います。「ゆっくり生まれたい」と赤ちゃんが言っているのでしょうか?これこそが胎児からのメッセージではないでしょうか?母児共に元気に退院されました。


初産婦さんですが、陣痛発来から分娩まで24時間かかりました。陣痛は弱く、短く、陣痛間隔は長く、ゆっくりゆっくり進行していきました。陣痛促進、会陰切開、吸引等は行わず、自然陣痛だけで元気な赤ちゃんが生まれました。臍帯が写真のようにグルグルに巻いていました。陣痛促進剤を使ったり、普通の陣痛の強さであれば、臍帯が強くしまり、赤ちゃんへの血流が悪くなり、状態は悪くなっていたと思います。「ゆっくり生まれたい」と赤ちゃんが言っているのでしょうか?これこそが胎児からのメッセージではないでしょうか?母児共に元気に退院されました。


例2
初産婦さんですが、陣痛発来から分娩までは非常に早かったです。
入院時、子宮口の開大は3㎝でした。子宮口が全開大(=10㎝開大)してから赤ちゃんが下がって分娩となりますので、まだまだ時間がかかると思っていました。しかし、入院してから1時間で子宮は全開大になりました。ところが不思議なことに陣痛がなくなりました。赤ちゃんは元気だったので自然に経過を見ていると、再び陣痛がきました。今度は陣痛毎に赤ちゃんの心拍数が低下し、悪い状態だったので、会陰切開・陣痛促進・吸引分娩にて元気な赤ちゃんが生まれました。臍帯が写真のようにグルグル巻いていました。全開大から33分で生まれました。初産婦さんなら1~2時間、もっとかかる方も多数おられます。とても早くすみました。
このケースは医療介入をしなければ、赤ちゃんは悪い状態になります。赤ちゃんは全開大から分娩までは「しんどい」けれど早く生まれています。「しんどいから早く出してくれ」と赤ちゃんが言っているのでしょうか?これも胎児からのメッセージではないでしょうか?母児共に元気に退院されました。


初産婦さんですが、陣痛発来から分娩までは非常に早かったです。
入院時、子宮口の開大は3㎝でした。子宮口が全開大(=10㎝開大)してから赤ちゃんが下がって分娩となりますので、まだまだ時間がかかると思っていました。しかし、入院してから1時間で子宮は全開大になりました。ところが不思議なことに陣痛がなくなりました。赤ちゃんは元気だったので自然に経過を見ていると、再び陣痛がきました。今度は陣痛毎に赤ちゃんの心拍数が低下し、悪い状態だったので、会陰切開・陣痛促進・吸引分娩にて元気な赤ちゃんが生まれました。臍帯が写真のようにグルグル巻いていました。全開大から33分で生まれました。初産婦さんなら1~2時間、もっとかかる方も多数おられます。とても早くすみました。
このケースは医療介入をしなければ、赤ちゃんは悪い状態になります。赤ちゃんは全開大から分娩までは「しんどい」けれど早く生まれています。「しんどいから早く出してくれ」と赤ちゃんが言っているのでしょうか?これも胎児からのメッセージではないでしょうか?母児共に元気に退院されました。


上記2例の臍帯のグルグル巻きは、ほぼ同じ状態ですが、経過は全く逆です。不思議ですね。
このような症例を多数経験し、自然分娩が一番安全かなと思い、現スタイルの分娩を行っています。
このような症例を多数経験し、自然分娩が一番安全かなと思い、現スタイルの分娩を行っています。
新ラマーズ法とは?
一般的には「精神予防性無痛分娩」あるいは、「心理的無痛分娩」といわれるのが「ラマーズ法」です。
わかりやすく言えば、
陣痛の痛みを和らげる分娩方法であって、麻酔薬を使わずに、産婦さん自身が自己訓練を行って痛みを和らげる分娩方法です。
当院ではさらに改良を加えた、新ラマーズ法を行っております。
わかりやすく言えば、
陣痛の痛みを和らげる分娩方法であって、麻酔薬を使わずに、産婦さん自身が自己訓練を行って痛みを和らげる分娩方法です。
当院ではさらに改良を加えた、新ラマーズ法を行っております。
新生児蘇生について
6ヶ月間の大学病院麻酔科研修にて一般麻酔及び救急蘇生のテクニックを学び、日本バプテスト病院NICU(新生児集中治療室)よりの知識習得にて、分娩時新生児仮死が発生した場合には、当院で一次治療を行います。
「京都の産科医でここまで対応できる医者はそうそういない」
「当院の児の予後(その後の健康状態)は良い」
「宮元産婦人科だから、この程度で済んだ」等々
日本バプテスト病院NICU Dr よりお褒めの言葉をいただいております。
「京都の産科医でここまで対応できる医者はそうそういない」
「当院の児の予後(その後の健康状態)は良い」
「宮元産婦人科だから、この程度で済んだ」等々
日本バプテスト病院NICU Dr よりお褒めの言葉をいただいております。
母親教室・ラマーズ教室のお知らせ
当院では新ラマーズ法による分娩方法を取り入れており、妊娠中のお母様方に、元気な赤ちゃんをご出産いただけるよう、母親教室・ラマーズ教室を開催しております。
ご夫婦はもちろん、お子様もご一緒に参加頂けますので、ご参加下さい。
たくさんのご参加お待ちしております。
ご夫婦はもちろん、お子様もご一緒に参加頂けますので、ご参加下さい。
たくさんのご参加お待ちしております。
①母親教室(栄養編)+個別相談 (対象・妊娠16週以降の方) |
②母親教室(出産編) (対象・妊娠28週以降の方) |
③ラマーズ教室 (対象・妊娠32週の以降の方) |
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場所は、当院5階 多目的ホールにて行います。母子手帳をご持参下さい。
日程については、当院受付にお問い合わせ下さい。
TEL:075-321-1112 E-mail:info@miyamotosanfujinka.jp
診療時間のご案内
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |
午後5:00~7:30 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | - |
〒615-0066
京都市右京区西院四条畑町1-11
TEL. 075-321-1112 FAX. 075-321-1130
京都市右京区西院四条畑町1-11
TEL. 075-321-1112 FAX. 075-321-1130